入社経緯から教えてください。

以前ユニフードのあった場所が私の実家に近いため、昔から会社の存在は知っていました。知っているおじちゃんおばちゃんが何人も勤めていましたし。私が入社したのは2016年頃になります。車業界という全くの異業種からの転職でした。車業界自体が不景気で先行き不安になってきたことから、安定した職業に就きたいと考え、知人の誘いでユニフードへ転職しました。もともと知っていた会社ですから、安心して入社することができました。

異業種であることへの不安はありませんでしたか？

確かに食肉業界での仕事は全くの未経験でしたし、家でも料理することはありませんでしたので、少し不安を感じました。ですが、入社してみると会社の皆さんが優しい人柄で丁寧に教えてもらったこともあり、すぐに仕事に対する不安はなくなりました。当時は結婚して子どもも生まれるという状況で、転職するにはラストチャンスという覚悟での転職でしたから、必死に仕事を覚えました。細かい手先の器用さが求められるという意味では、共通するところもありましたし、何より職場の雰囲気が良いので、比較的すぐに馴染むことができたと思います。

具体的な業務を教えてください。

食肉加工の部門としては、ベーコンやチキンなどの加工品と、串刺しや、鶏肉の解体、給食用食材のグラムカット等を担当しています。入社直後から最初の1年間は鶏肉の解体部門にいましたが、流れ作業ですので私が遅れたら次の人に迷惑がかかるというプレッシャーもあり、かなり鍛えられました。やはり自分のせいで皆さんに迷惑をかけたくないですから。心がけているのは、常に高いクォリティーを維持し、少しでも綺麗に仕上げることです。もちろん、スピードを上げて円滑に仕事を進めることも念頭においています。

衛生面で気をつけていることとは？

作業着は毎日自宅で専用の洗濯機を使って洗っています。生肉を扱っていると、どうしても作業中に汚れてしまうので、家庭用の洗濯機とは別に小さい洗濯機を用意し、作業着専用として使用しています。工場ではアルコールスプレーの徹底はもちろん、マスクがずれて鼻が出ているなどしていたら注意し、すぐに直してもらいます。安全面に関しても同様です。包丁を扱う仕事ですから、何か一つ間違えれば怪我に繋がってしまう。気づいたことがあればすぐに助言や注意をするようにしています。ワンフロアの工場で作業をしていますから、皆さんが互いに声をかけ合って安全に努めている会社です。だれか困っていたら自然に助け合う。そういう雰囲気ができあがっているのも非常にありがたいです。

同業他社と比較して、会社の強みとは？

喜ばれているのは、やはりスピーディーな点だと思います。お客様の中でも居酒屋さんなどは営業終了は夜中です。食材の在庫を見て「アレが足りない。コレが足りない」となりますが、深夜に留守番電話を1本弊社に入れておいていただければ、翌日には食材がお届けできます。そこが大きな強みではないでしょうか。お客様のご都合、業務形態に合わせて迅速に対応します。カットの仕方やグラム単位での調整など、細かなご要望にできる限り対応する点もそうです。最近では、なるべくスタッフの方々に包丁を持たせない方針のお店も増えてきました。私たちが届ける前の段階で必要な状態にカットしておけば、お店に届いた食材をそのまま調理することが可能です。今後の目標として、キャパシティー的な問題をクリアしたうえでということになりますが、名の知れた大きな会社様のお仕事も徐々に開拓していきたいと考えます。